由仁町で初の新嘗祭献穀御田植祭
5月27日、宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に献上する米を植える「御田植祭(おたうえさい)」が、本年の献穀者として選ばれた賀集謙一(かしゅうけんいち)さん(岩内)の水田で執り行われました。
新嘗祭は、天皇陛下が全国各地から献上された、その年の新しい穀物を神々に捧げ、感謝を伝える祭儀であり、由仁町から献穀者が選ばれたのは初めてとなります。
御田植祭では、献上するお米が豊かに実るよう祈願した後、JAそらち南の女性職員6名が早乙女として水田に入り、「ゆめぴりか」の苗を丁寧に手植えしました。
賀集さんは「献穀を通じて、若手の農業者や次世代へ輝かしい農業の未来を繋ぐ役割を果たせればと願っている。妻と共に実り豊かな秋を迎えられるよう、大切に育てたい」と思いを述べました。
秋には、豊かに実った稲を収穫する「抜穂祭(ぬいぼさい)」が行われ、約5合の精米が献上されます。


